※この記事は2013年9月に上演された舞台の記事を再ポストしました。
SEMPO~杉原千畝物語
吉川晃司主演のミュージカル
『SEMPO~杉原千畝物語』
新国立劇場 中劇場で上演している吉川晃司主演のミュージカル『SEMPO~日本のシンドラー 杉原千畝物語~』が、いよいよ29日に千秋楽を迎える。
オリジナル曲「光と影」を歌う吉川晃司=杉原千畝。ご婦人方は、あふれる涙でお化粧総崩れの恐れもあるほどの感動の嵐です!!
有名な実話ですが、第二次世界大戦中のリトアニアで、ナチスドイツから迫害を受けて逃れてきたユダヤ人を亡命させるために奮闘した外交官。
外務省の方針に反してビザを発給し、およそ6000人の尊い人命を救った外交官・杉原千畝(ちうね)。
その杉原の半生を描くミュージカル。作曲に中島みゆきを迎え、08年に初演された作品の再演です。
演出・振付は上島雪夫さんが担当。共演には、あぜち守、沢木順、河内喜一朗、マルシア。オールドファンにも懐かしい実力派がズラリと顔を揃えている。 “コウジファン” ならずとも楽しめる舞台でした。
AKBの劇場公演やさまざまなステージを支えてきたアイドルでも古株の二人が、実力派俳優たちに混じってどんな演技を披露してくれるかも注目です。(片山陽加28日、佐藤亜美菜29日千秋楽)
吉川晃司が被災地から300人を招待
本作のプロデューサーを務めるのは、伝説の音楽番組 「ザ・ベストテン」の企画・演出を担当したことなどでも有名で、この再演を前に今年8月8日に惜しくもこの世を去った元TBSプロデューサーの 山田修爾さん(享年67)。
山田さん自身が直接オファー、吉川を口説いてミュージカル出演を決意させたこともあり、吉川は「弔い合戦だ」と気合が入る。
また、主人公の千畝さんが「人の命より大切なものはない」と説き、 6,000人のユダヤ人を救ったことから、 吉川も東日本大震災の被災地から合計で300人を招待。チケット代はもちろん、現地からの交通費も吉川が負担している。
『SEMPO~日本のシンドラー 杉原千畝物語~』
【スタッフ】
脚本=川崎登 演出・振付=上島雪夫 作曲=中島みゆき/吉川晃司/PETER YARIN
【キャスト】
吉川晃司/鈴木ほのか/坂元健児/白羽ゆり/片山陽加、佐藤亜美菜(AKB48 *Wキャスト)/山本芳樹(Studio Life)/Kimeru/和田琢磨/永山たかし/宮本竜圭/あぜち守/河内喜一朗(Studio Life)/マルシア/沢木順 ほか
【上演期間】
※感動の舞台でした!