第13回文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞したこうの史代の同名漫画を、『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督がアニメーション映画化しました。
映画化、ドラマ化はされましたが、舞台化はまだされていません。この広島県呉市を舞台にした平成の名作をどこかの劇団が舞台化して、地元のアイドルグループ・STU48のメンバーが出演したらどうなるのか?考えただけでも楽しみではありませんか?
SNSをとおした口コミで拡大
『この世界の片隅に』は、『君に名は。』を抑えて第40回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞に輝いたことでも話題になりました。
2016年11月12日に63スクリーンという小規模で公開をスタートさせた本作は、観客からの圧倒的な支持と口コミが上映館の拡大につながり累計上映館数が300館を突破。
まさにSNS時代を代表するヒット映画と言えますね。
あらすじ
昭和19年から20年の広島を舞台に、ヒロイン・すずが、戦時中、広島県呉市のある一家に嫁ぎ戦禍の激しくなる中で懸命に生きていこうとする姿を描きだした作品です。
戦争で身近なものが失われていく中でも工夫を凝らしながら健気に日々を生きていく少女の姿を描いています。徹底的な考証により当時の人々や街の様子をリアルに描き出しています。
作品の評価
そんな同作が、2016年最大のヒットを記録し社会現象にもなった『君の名は。』を抑えて最優秀アニメーション作品賞を獲得。
第71回毎日映画コンクール・日本映画優秀賞の受賞や、映画雑誌「キネマ旬報」が発表した2016年度のベスト・テンでも『君の名は。』や『シン・ゴジラ』といった強豪を抑え日本映画第1位となったことも注目されました。
受賞(ほんの一部です)
▽原作漫画
第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(2009年)
THE BEST MANGA 2010 このマンガを読め!(フリースタイル)第1位(2010年)
ダカーポ特別編集 最高の本! 2010(マガジンハウスムック)マンガ部門第1位(2010年)
▽アニメ映画
第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストワン及び監督賞
第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞・音楽賞・大藤信郎賞
第41回アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞(準グランプリ)などを受賞
第40回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞
地上波では8月3日、初放送!
CSの映画専門チャンネルでは既に放送されていますが、地上波では、遅ればせながらNHK総合で8月3日21時から放送します。
映画「この世界の片隅に」NHK総合で地上波初放送!8月3日21時からすずさんに会えるhttps://t.co/wsiqmu4p0p pic.twitter.com/pV2L90UkOA
— コミックナタリー (@comic_natalie) 2019年6月19日